CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

資料室

Break away from the past

最終回 MC68000 15年近く前に作ったMC68000-12MHzボードです。 今と全く同じ事をしていたと言うか、今がまるで進歩が無いと言うか・・・ COMポートがDsub25ピンなのが当時PC-9801をホストマシンにしていた名残です。 久しぶりに電源を入れたらちゃんとモニタ…

PIC16F876

第9回 PIC16F876 今までとコンセプト違うしPICは現行品だろと云われそうですがネタが無いんで・・・ 従来のCPUは単独では動作せずROM、RAM、I/Oを組み合せることが当然でしたが 所謂ワンチップマイクロコントローラではこれらの機能がひとつのICで実現でき…

TMS320C30

第8回 TMS320C30 テキサスの第3世代DSPで32ビット浮動小数点演算で33.3MFLOPSのピーク性能があります。 固定小数点DSPは常に演算値の桁あふれ、丸め精度を考慮してプログラミングする必要がありますが浮動小数点ではこの制約がほとんど無くなり、開発もC言…

74181ALU

番外編 74181 これはCPUではないし、ボードに組上げて動作を確認していないので番外ですが(ネタ切れ)標準ロジックのALU、74181です。 CPUを構成する要素のうち算術論理演算ユニットを抜き出したというか、昔はこれにレジスタファイルやシーケンサなど個別…

i486DX2

第7回 i486DX2 80486はDOS/Vパソコンの普及とともに大量に使われ一世を風靡しましたが、今では燃えないゴミ扱い。猫も跨いで通ります。 このボードはオークションで100円で入手したインテルi486DX2を32MHzで駆動しています。(内部64MHz) メモリはフラッシ…

TMS320C25

第6回 TMS320C25 なんかDSPって好きです・・・・ 汎用CPUが歌って踊れてなんでもござれのお調子者とすると DSPは気難しい職人気質だけど実は天才的な能力を秘めているという感じです。 テキサスの第2世代DSPであるTMS320C25は 動作周波数が40MHzと高速化さ…

MC68040

第5回 MC68040 モトローラ68Kシリーズの事実上の最高峰か。 その後アーキテクチャを刷新してさらに高速化したMC68060というのもありますが これはほとんど採用実績も無いまま68Kシリーズは終焉を迎えてしまいます。 このボードはMC68040RC33(クロック32MHz…

MC6809

第4回 MC6809 究極の8bitCPUとして登場して8bitパソコン全盛期にはZ80対6809という図式がありましたが当時、自分はZ80しか使いませんでした。 最近になって6809で上図のようなボードを組んで動かしてみると、確かにアーキテクチャは洗練されたものだけれど…

MC68020

第3回 MC68020 MC68020RCに数値演算コプロセッサMC68881RCを組合せ20MHzで動作します。 これは自分では珍しく完成度が高く下図のようにDRAMボード、I/Fボードとスタックされキャラクタ液晶、タクトスイッチ、光データリンクを備えたケースに収まっています…

Z80

第2回 Z80 言わずと知れた8bitCPUですがシャープのZ80ファミリでシングルボードを作成しました LH0080 Z80-CPU LH0081 Z80-PIO LH0082 Z80-CTC LH0083 Z80-DMA LH0084 Z80-SIO それぞれバラのICで実装しましたがTMP84C015ならワンチップで済むところです。 …

TMS32010

現在、液晶制御基板と68000MPU基板のパタン設計中でしばらく進展がないので 以前に作成したCPU基板の紹介をしてみます。 今では誰も見向きもしない過去のCPU達です 第1回はテキサス社の第1世代DSP TMS32010です。 ハーバードアーキテクチャ16ビット固定小…