第4回 MC6809
究極の8bitCPUとして登場して8bitパソコン全盛期にはZ80対6809という図式がありましたが当時、自分はZ80しか使いませんでした。
最近になって6809で上図のようなボードを組んで動かしてみると、確かにアーキテクチャは洗練されたものだけれど、非常に豊富なアドレッシングモードはアセンブラレベルではなかなか使いこなせず、やはりC言語のような高級言語向けのCPUのような気がします。Z80だと豊富なレジスタを使いアセンブラでゴリゴリ組めましたが、もっともそういうのは修正・メンテも困難なんですが。
このボードの主要部品は以下です。
CPU: MC68B09(内部クロック2MHz)
PIA: MC68B21(パラレル)
ACIA:MC68B50(シリアル)
PTM: MC68B40(タイマ)
RTC: HD146818(時計+SRAM)
RAM: 8kbyte
ROM: 32kbyte
ランダムロジックはGAL2個に収めています。GALも最近はCPLD/FPGAに押されてあまり見ませんがこのような74系IC数個程度のロジックの置換には実装サイズから云ってもベストマッチです。