第2回 Z80
言わずと知れた8bitCPUですがシャープのZ80ファミリでシングルボードを作成しました
LH0080 Z80-CPU
LH0081 Z80-PIO
LH0082 Z80-CTC
LH0083 Z80-DMA
LH0084 Z80-SIO
それぞれバラのICで実装しましたがTMP84C015ならワンチップで済むところです。
まるでシャープの評価基板のようで一見何の変哲もありませんが、ちょっとおもしろいのが
基板中央上に実装されたセラミックパッケージのLSIです。
表面が光って読めませんがこれは浮動小数点演算コプロセッサAm9511です。
数値をレジスタにプッシュしてコマンドを与えるとしばらくして結果がレジスタに残る
I/Oとして扱え四則演算、指数、対数、平方根、三角関数をサポートしています。
浮動小数点のフォーマットがIEEEフォーマットと微妙に異なるので入力と出力での
変換やレジスタセットのオーバーヘッドがかかりますが、それでもたとえばsin(x)は
同クロックのZ80上でCの組込み関数を実行するより数十倍高速です。