第6回 TMS320C25
なんかDSPって好きです・・・・
汎用CPUが歌って踊れてなんでもござれのお調子者とすると
DSPは気難しい職人気質だけど実は天才的な能力を秘めているという感じです。
テキサスの第2世代DSPであるTMS320C25は
動作周波数が40MHzと高速化されメモリ空間も拡張されました。
このボードはプログラムメモリ空間にROM32kword、SRAM32kword
データメモリ空間にSRAMを32kwordを外部拡張しています。
テキサスはアセンブラはもちろんですがC2x用にCコンパイラも提供しているので
C言語でプログラムを記述すれば結構汎用コントローラ的な使い方も可能です。
浮動小数点パッケージをリンクすれば超越関数すら使えますが、
もっともこういうのはDSPの本来の使い方ではないですね。
A/D変換のサンプリング間隔の1スロットに収まるような処理の中で、
数十個の積和コマンドをぶん回すのが正しい職人DSPの姿のような気がします。