CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

TMS320C30

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第8回 TMS320C30

テキサスの第3世代DSPで32ビット浮動小数点演算で33.3MFLOPSのピーク性能があります。

固定小数点DSPは常に演算値の桁あふれ、丸め精度を考慮してプログラミングする必要がありますが浮動小数点ではこの制約がほとんど無くなり、開発もC言語でするのが普通のようです。ボードの写真は前に出しましたが、上の写真はこのDSPボードと組み合わせるために作ったアナログ入出力ボードと並べたもので、これは12ビットのA/D、D/Aを載せて最大50kHzでサンプリング可能です。

マニュアルがまた分厚いです。
離散系数学、デジタル信号処理理論も含めたらこれどころではないですが
このデバイスだけでこれだけ語れる・・
いや逆か。これだけのものがこの小さいデバイスに詰まっているというのはある意味驚異的ともいえます。