CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

また初モノ

またまた新たにワンチップコントローラを手に入れました
東芝TLCS90シリーズのTMP90G840です
 
コアのアーキテクチャZ80を拡張したものでインストラクションセットもほぼ同じ。
ただしバイナリ互換ではありません。アセンブラコンパイラが見つかるかどうかがちょっと心配です
 
 
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形状が特徴的で、このようなピギーバックスタイルになっています。
 
NECのuPD781xがそうだったようにこの時代のワンチップコントローラは外付けROMタイプのチップでプログラム開発し、完成したらマスクROM内蔵チップで量産に乗せましたが、メモリを外付けするとアドレス、データバスでせっかくのI/Oピンを大量消費してしまいます。インテルのi8749はROMをEPROMにしてパッケージに窓をつけて内蔵ROMをイレーズできるようにしましたが専用の書込み器が要ります。
 
ピギーバックにしておくと内蔵ROMに相当する部分に汎用の27xxのROMが使えるので便利です。パッケージ代が高そうですけど