ごちゃまぜ基板の3枚目、4桁カウンタ基板も組み立ててみました。これもいくつもあるTC5001を消費するだけの基板です。
部品配置はこのような感じ。抵抗の部品番号のシルクを置く場所がないので部品の真下にしちゃってます。こういう組み立てっぱなしの電子工作キットなら良いですが一般的にはメンテ的によろしくないですね。
さくっと組み立てて通電、問題なく動作しました。これも何の入力も出力もない、カウントアップ表示するだけのオブジェです。
傘マークの東芝TC5001Pがレトロでよい感じですが、さらに古い白セラミックのTC5001Cが手持ちであったので差し替えてみましたがこれもOKでした。
カウンタTC5001と組み合わせる7セグデコーダは連番のTC5002が定石ですがここではその改良版TC5022を使っています。何が違うかと云うと7セグのフォントだけなんです。
前回動かしてみたSN74143も含め、7セグデコーダ、カウンタICで7セグのフォントが微妙に違う場合があります。知っている限りですがデータシートからフォントの抜き出してみました。
「6」、「9」に横棒をつけるかどうかはバラつきがありますが「7」に短い縦棒を付けるのは日本メーカだけのようです。これは書き文字文化の違いからなのでしょうか
もっとも今どきはデコーダICを単体で使うことはほとんど無く、プログラム内の変換テーブルなので好きにデザインすればよいですが、自分は縦棒ありが好みです。ついでにいうと「0」も日の字の下半分を使った「小さい0」がレトロっぽくていい感じです。
※追記:昔、オリジナルのロジックファミリを作っていた沖電気ですが、それに7セグデコーダMSM561というのが含まれていました。これのデータシートがどうしても見つからないのですが使っているらしき機器の写真とかをみてみるとやっぱり「7」には縦棒があるようです