CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

おまけ基板

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SRAM基板で余った部分でPICで蛍光表示管をドライブする基板を作ってみました。
蛍光表示管は明るく鮮やかな緑色の発光が特徴で液晶が一般化する前は電卓に多用されていました。
たまたま未使用のものがあったので点灯させてみます。

この表示管LD8118は9桁ダイナミックドライブ用でまさに電卓に使用されたものですが、
規格が全くわかりません。端子配置はテスト発光で大体わかりましたがヒータ、アノード電圧が
不明です。いまでも蛍光表示管を使っているオーディオ機器などを見ると周囲を真っ暗にすると
ヒータがわずかに赤熱しているしている程度ということと一般的にアノードの電圧は15~30Vらしいので
テスト発光でヒータ2.8V、アノード25Vとします。
ヒータ電圧は+5VからLM317でドロップさせ、アノード電圧はNJM2360で+5Vから昇圧させます。
ただし本来はヒータは交流で点灯させるのが正解です。なぜならばヒータからアノードの電位差で
電子を加速して蛍光物質を光らせるのでヒータが直流点灯だとGNDに近い側が明るくなり
ヒータ電圧側が暗くなります。実際に右端の桁と左端の桁では明るさがかなり違うので
ソフト処理で桁スキャンのON時間を調整しようと思います