CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

LCDテスト

たぶん大丈夫だろうと思って放置していたLCDI/F部分の確認をしておきました。
LCDへの接続は他のx86ボードと同じように
 RS   ←A1
 R/W  ←A2

 E    ←(アドレスデコード)&(IOWR | IORD)

としているので内部レジスタへのアクセスは
 0x4000 コマンドライト
 0x4002 データライト
 0x4004 ステータスリード
 0x4006 データリード(まず使わない)
となります 
とりあえず無事動作しました

イメージ 5

たまたまハーネス付きで手持ちがあったLCDを使ったのですが日立製のLM018という40桁2行のモジュールで、そうとう昔に新品を結構高価(亜土?\3000以上?)で購入したものです。
液晶の変質もなく全く問題なく表示できているのはさすがです。
(・・カシオとかシャープのポケコンに使われていた淡黄色バックの液晶は全滅)
 
ただこれは最初からですがちょっと表示濃度が薄いのです。バイアス電圧V0は0Vに回し切っていますがまだ足りません。この角度では見えますが真正面からでは厳しい感じ。
 
 
イメージ 1
昔の液晶は特性が違うのかV0はGNDより若干負電位にしたところで最適なコントラストが得られ、このLCDを最初に使った時もRS232用のチャージポンプで得られる-10Vと+5V電源の間にコントラスト用VRを置いていたのを思いだしました。
 
あと、カウントアップ表示で長時間ランニングさせているとBUSYフラグが立ちっぱなしになりステータス待ちループから抜けられなくなっていることがあります。
これは単に純正(本物!)のコントローラHD44780が遅いからではないかと。
E信号の幅に仕様上は450ns以上を要求しています

イメージ 3

このボードでE信号を実測すると200nsしかありませんから、ある程度動いたとしてもかなり無理してます
 
イメージ 2

いま売られている安い中国製のLCDでは最小140nsとなっており充分です
しかも0~5Vで充分なコントラストが得られ、尚且つバックライト付きですから云うことはありません
 
イメージ 4