CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

マスク印刷

V50用の基板を発注したので、フェーズを合わせてこちらも基板作成にはいります
 
先ずはマスクの印刷ですが、サンハヤトのフィルムが手元に1枚くらい残っていたんじゃ・・と思っていたら小さい端切れしか残っておらず。
あの高いフィルムを買うのも気がすすまないので、近くの家電量販店でインクジェット用OHPシートを買ってきました。
 
イメージ 1
 
サンハヤト純正が3枚で1500円として、こちらが10枚で1000円なので1枚当たり5分の1の値段です。これでどの程度できるものなんだか、とりあえずやってみます。
 
これが印刷出力でライン幅は0.3mmICピッチピン間1本通し部分です。
写真ではフィルムが背景の紙から浮いて影が写ってしまってますがインクもしっかりと乗ており解像度、コントラストとも充分のように見えます
 
 
イメージ 3
 
 
サイドエッチによってラインが細くなることを考えると、もうすこしラインを太くしてもいいかもしれません。PCBEのデータファイル内でテキストで記述されているアパーチャ値を一括置換で書換え、全ライン幅を0.5mmにしてインク濃度もマニュアル調整で濃くした版が右側です。
 
イメージ 2
 
これはちょっと太すぎました。ランドとラインのクリアランスが危なそうです。
0.4mmくらいが適当かもしれません
 
フィルムベース自体はサンハヤトに比べ透明度が高く、露光時光の透過部分の抜けはよくなるはずです。ただ気になるのは透過しやすいがゆえに光源の状態により露光ムラが起き易いのではないかと。