CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

露光と現像

 
8085ボードと8755ライタのパタンをOHPフィルムに印刷し100*150mmの基板に収まるように並べたところです。
フィルムのはぎ合わせに使ったカプトンテープが、中央付近に薄い黄色い部分に見えています
 
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さて露光ですが、サンハヤトの感光基板はかなり以前に感光乳剤の仕様が変更されて高感度化・微細加工性が向上しているのですがこの基板は古いタイプ、尚且つ25年も経過しているとなると露光時間は相当伸ばした方が良さそうです。
 
同封されていた説明書によると紫外線ライトBOXを使う条件で透明フィルム原稿で3分、第二原紙原稿(当時は専用フィルムがまだなかったらしい)で12分とあります。
今回の原稿はOHP用紙でバックは透明ですがインクの乗りも薄いので判断が難しいところですが間をとって8分としてみました
 
次に現像です
露光後の状態は目で見てわからないので現像してみて初めて結果がわかります
ところがここで一向に現像がすすみません。普通は30秒ほどで不要部分が溶け切るのですが今回は1分以上たってからパタンが浮かんできて3分くらいでやっとパタンがくっきりしました。
 
 
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現像に時間がかかったのでレジストが薄くなってないかが心配ですが、カプトンテープが貼ってあった部分は
しっかり濃いレジストが形成されているのがわかります。
見た目は透明に近いのに紫外線の掩蔽能力は高いようです

結局、感光基板は古くても露光を十分にすれば使えるようです。むしろ現像時間が大幅に伸びるので
そちらの調整が難しそうです