CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

液晶のドライブ(2)

液晶素子そのものをドライブするICのマニュアルを見てみるとデューティとかバイアスなどの言葉が出てきて、複雑な駆動波形の図が載っています。
 
液晶ドライブICの例:
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自分も最初見たときは、単なるマトリックスの駆動に何故こんな複雑な波形が必要なのかと訝しく思いましたが、よくよく見ると、非常に巧妙な仕組みで液晶の駆動をしていることが判ります。
 
今回のような3つのバックプレーン(共通電極)を持つLCDは通常1/3デューティ、1/3バイアスで駆動されることになります。
それぞれのレベル変化をExcel上でシミュレートしてみました
 
まず電源電圧を1/3、2/3にした中間電圧をつかって以下のような階段状の波形をつくり、これを120度づつ位相をずらして3つのバックプレーンに与えます。
重要なのは、表示の内容にかかわらずバックプレーンは常にこの電圧変化を続けるということです
 
 
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