CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

高速Lチカ

TLCS-900ボードはモニタもFIX、Cでの開発環境も整っていて応用がいろいろできそうですが世の中には既製の高性能CPUボードが安価で売ってるわけで無謀にも比較してみました。すべてUSBバスパワーで動作するという点では同族です

左から自作TLCS-900ボード(クロック:20MHz ROM:512kB RAM:128kB)
NXP-LPC11U35ボード  (クロック:48MHz  ROM:64KB  RAM:8KB)
Raspberry Pi Pico    (クロック:125MHz ROM:2MB RAM:264kB)

まず、大きさからして負けてる・・・・

 

評価方法は汎用出力ポートのビットトグル動作でTLCS-900ではこのようなコード。他のCPUでもこれに準じたものになります。コンパイラが最適化すればほとんどこのままマシン語に落ちるはずです

 

TLCS-900ボードでは約460kHz。自作ボードシリーズの中ではがんばっているほうです。ビットのON/OFFに対して先頭に戻るジャンプ処理にステート数がかかるためデューティは30%くらいになっています

 

LPC11U35ボードでは一気に上昇。2MHzが出力されました

 

さらにRaspberry Pi Pico、もはや自作テスト治具の周波数カウンタでは入力周波数限界超えでカウントできません。オシロでプローブしてみると約18MHzが観測されました。

ラズパイおそるべし