CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

データイメージ化(4)

この状態でも、境界部分に細かい周期的なノイズがありやはりセルの読出し順序に問題があるようです。
画像を拡大してみると奇数アドレスのビット配置を逆順したら良さそうだと気付き、処理したのが右図です。ついでに縦方向を1/2に圧縮して1:1の画像にしました。
 
イメージ 1
 
 
境界がかなり滑らかになり、実際のメモリセル配置に近くなったようです。
ただまだ8ライン単位のジッタは見えていて完全ではないようです
 
 
この座標変換処理を使って前にやったデータを見てみると、原因不明のゴーストが消えています。やはりアドレス計算の処理の問題でした。
 境界部分も滲んでいて自然な感じです。上半分だけマスクして露光→
 
イメージ 4
 
 ROMの出力はデジタルですから最終的には2値化画像しか得られませんが、データの書き込み、消去はメモリセルのフローティングゲートへの電荷の注入/放出というアナログ的なプロセスです。
セルの電荷をロジックレベルに変換するセンスアンプの閾値によっては、もしかしたら明暗の中間部分はノイズにより0が読めたり1が読めたりするかもしれません
これを累積すればハーフトーンも読めるかも・・・
右半分だけマスクして露光→
 
イメージ 2
 
 
 どうしても受光面とマスクの間に距離があり、ガラスも平坦ではないので回りこみや屈折で画像はぼやけます。石英のレンズで受光面にピントを合わせれば反射光でも撮影できるかもしれませんが254nmの紫外線10分露出で被写体は丸焦げでしょう
 
最後に少し複雑なパタンでやってみました。
日本が誇る技術者に敬意を込めて。
 
 
イメージ 5
 
イメージ 3
 
・・・ガックリ