CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

電子負荷

VFD電源がどれくらいの負荷までいけるか、ざっくり抵抗では確認していましたがもう少し詳細にみておきます。抵抗だと離散的な値(今のところ2.4kΩ1本(10mA)と2本パラの1.2kΩ(20mA))でやってますが、電圧降下すると電流も下がってしまうし、小電力とはいえ抵抗が結構熱くなります。(P=I^2・R=0.01×0.01×2400=0.24Wで1/4W抵抗のちょうど許容損失)

そこで前から欲しいと思っていた電子負荷をありあわせの部品で作ってみました

 

定電流範囲としては100mAも取れればよいでしょう。電流検出抵抗は10Ωとして基準電圧0~1Vと比較してトランジスタを制御します。電力はほとんどパワートランジスタで消費され検出抵抗での最大損失は0.1.×0.1×10で0.1Wにしかなりませんが手持ちの関係で20Wのセメント抵抗になっています。かなり大きくて場所取りますがサイズによらず発生する熱は同じなので大きい方が自己発熱の影響は少ないはずです

 

基準電圧の発生にはLM236Hを使ってます。旧NSの部品型番はLM3xxが民生用、LM2xxが産業用、LM1xxがミリタリー?用らしいので、これはよくあるLM336-2.5の高級版でメタルCANパッケージです。ちょっともったいなかったか・・



これであと検出抵抗を1Ωに切り替えられるようして大電流レンジを設けたり、基準電圧の分圧後に組込型のデジタルパネルメータをおけば電流設定が直読できたりと実用的な測定器になりますが、多分このバラック基板のまま用が済んでしまうかもです