CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

パラレルモニタ

すでに着荷しているNSC800ボード、MC14500ボードを差し置いて直近で来た寄せ集めボードを開封してしまいました。

簡単な回路だけなのですがいざ着手するといろいろやらかしています

 

(1)切離しが大変

シルクで入れた切断線に沿ってPカッタで筋を入れていくのですがこれが異様に硬いのです。サンハヤトのガラエポ基板より硬い気がするのですがなんなのでしょう。これだけ切るとPカッタの刃が鈍ります。面付を工夫してVカット指示をするのが正解ですね。あるいはこれだけ小さい基板なら厚さ1mm指定でよかったかもしれません

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(2)パタン切れ

今回の基板セットの中で唯一実用性があるパラレルモニタ基板です。下端がかなりやばい状態ですが

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パタン設計の際に切断線を示すシルクの下にパタン通してました。(赤矢印)当然切断したらパタンも切れて後で地味にジャンパ補修。まぁ切断する位置を少しずらせばOKだしあと9回やり直しができるし。(基板10枚出来たので)

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(3)LED取付け方向

そもそもこれが何かというと、以前作成したパラレルポートのモニタ基板(左側)の7セグバージョンです。最初7セグLEDを上下逆向き(トランジスタアレイと同じ向き)に付けてしまったのですが、コモンアノードは各ピン列のセンターにあるので逆向き挿入でもちゃんと発光します。セグメントの順番はぐちゃぐちゃになってもテーブルデータの差し替えでどうとでもなりますが、できれば各ボード同じテーブルにしておきたいところです

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(4)電流制限抵抗

このモニタをMCS85ボードに乗せてみました。以前作成したビット単位のモニタはパラレルポートからの出力電流で直にLEDを点灯させています。これの制限抵抗は2.2kΩ、緑LEDのVf=2.9Vなので電流は(5-2.9)/2200でわずか0.95mAです。今回のものはトランジスタアレイを介して制限抵抗は470Ω、Vf=2.0Vで(5-2.0.)/470からセグメント当たり6.4mAと実に7倍近く流しています。にもかかわらず発光面積が広いとはいえ明るさでは劣ってしまいLED世代間の差が歴然と現れてしまいました。

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