CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

新規プロジェクト

AMDの32ビットCPU、Am29030を入手しました。29kというのは主に機器組込みに使われる高性能マイクロコントローラでRISC的な命令構成、大量の汎用レジスタが内蔵されているくらいは知ってはいましたが触るのは全く初めてです。68k→32kときたのでいつかは通る道かと。

(さらにモトローラの56k、88kというのもありますが特殊すぎでこれは勘弁)

基本のAm29000を始めキャッシュやFPUなどを内蔵したいくつかのシリーズがありますが今回のAm29030は8kbyteの命令キャッシュが追加されています。

 

29kアーキテクチャに関心があるのはもちろんですが、先ずは見た目ですね。もうほとんどジャケ買いならぬパケ買い(パッケージ買い)です。

 

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これを動かそうとした場合、シロウトがハードを組み立てられるかがポイントです。パッケージは145ピンPGAで基板を起こしたとして2層ぐらいで全てのピンからパタンを引き出せるかがかなり不安です。

 

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いままでi486DX2(168ピンPGA)、MC68040(179ピンPGA)とこれ以上のピン数がある大型パッケージのボードを作ったことがありますがパタン引出しは諦めてUEWで配線していました。