このNS32032ボードはCPUチップセット以外は一般的な部品ばかりなのでどんどん実装を進めていますが機構部品でネックになるのがCPU用のソケットです。CPU形状がLCC(Leadless Chip Carrier)のため専用のICソケットが必要ですがLCCなんて絶滅種。入手は困難です。たまたま手持ちで下の写真左側の3M製ソケットがありこれを使おうと考えていました。286プロジェクトで使おうとしていた奴です。
ただこのプロジェクトの最初に書いたようにR80286とNS32032は同じLCCでも内部構造が違います。286の表面は単なるセラミックの板ですがNS32032の表面のフタの直下にはシリコンダイがあるだろうからアルミの板でギュウギュウ押し付けてはマズいのではないかと気になってました。
(フタは単なる蓋であって最近のCPUにあるようなヒートスプレッダではないですね)
そこで海外のサイトで右側のソケットを見つけ入手しました。周縁部をバネで押し付ける構造になっていてこれだったらフタには力がかかりません。これ何よりいいのは装着してもCPU御本尊がちゃんと拝めることです。
ナショナルセミコンダクタが供給した32000シリーズ評価用キットの写真をネットで見つけましたが、このソケットとおそらく同じものが使われています。
(ここのサイトがすごい。アセンブラとかもありいろいろ参考になりそう)
ちなみにソケットのメーカは「KEL」でICソケットのメーカとして有名ですが、海外メーカだとばかり思いこんでました。日本の会社だったんですね
ところでこのLCCソケットを見つけたショップをブラブラして他にもいくつかポチっとしてしまったのですが、そのなかのひとつかこれ。
これ何に使えるのかというと・・・・
うわあ、なんか動かす気になってきてます。
初代ペンティアムのsocket4というのはチップそのものよりレアなんじゃないかと