CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

倍精度演算(2)

NS32Kシリーズのチップをさがしていた時、コプロセッサNS32081といっしょにその上位チップのNS32381も入手していました

パッケージ上にパスコン?がついています。チャージポンプかも。

 

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ソフトウェア上位互換でレジスタセットを見ると64bitレジスタが8本フルで内蔵されています。32bitレジスタとして使いたい時は逆に上位下位に分割して使うようです。ただし32bitレジスタ×16本にはなりません。

 

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前回命令セットにあるとしたDOTF/L(ベクトルの内積演算)、POLYF/L多項式の積和演算)命令も実はNS32081には無く、NS32381で拡張されたものでした 

これはいずれCPU側も上位のNS32532でも入手出来たら使ってやろうと思っていたのですがデータシート見るとNS32032にも接続できるようです。ただ見ての通りパッケージが68ピンPGAなので今の基板には差さりません。最初からこちらのチップを使って設計していればよかったのですが・・・

 

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今の基板で変換「ゲタ」をつくってNS32081ソケットに差し動作を確かめてみるというのはできそうです

ただ今の基板はメモリのR/WとかBBGピンの処理とか結構やらかしているのでこのチップを使った設計でリファインするするというのも気力があればありかもです