CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

555発振回路(4)

あまり引っ張ってもしょうがないので種明かしです
 
まずホンモノの555の内部構成。シンプルですがいろいろな応用がきく優れた回路です。
 
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これをソフトウェア+デジタル回路で構成するとどうなるかです。
 
コンパレータ入力のTHRESとTRIGはA/Dコンバータにつないでデジタル的に基準値と比較させますが、
それ以降はロジック的に処理できます。
5番ピンのCONTROL-VOLTAGE入力はパスコンで接地されて使わないことが多いので割愛しちゃいました
インピーダンスのアナログ入力なので再現は難しそうです。
 
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この構成を実現するソフトウェアはこんな具合になりました。
ハード構成をそのままソフトの順次処理に置き換えただけです。
 
 
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ちょっと問題なのはDISCHARGEピンのオープンコレクタ出力ですが、これはピンファンクションを
ロジックLレベル出力とロジック入力に切替えることによって再現しています
 
こうして「ソフトウェア555」の完成ですがいざ555と同じ外形、8ピンのPIC12F675にインプリメントしようと
したら電源ピンが真逆になっているのに気付きました
 
 
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両面基板の裏面に実装するという手もありますが、ここはピンファンクションを全て鏡面にアサインし
むりやりピンを逆手にひねり上げてコンパチにしちゃった訳です