アナログ折り返しテストは入力ソースが必要なため、先ずは出力テストのためDACに数値データを書き込み出力信号を観察してみることにしました
前に書いたようにYデータ空間の0x0100~0x01FF番地には1周期のサインデータテーブルROMがあるのでこれをフレーム割込み毎に1ステップずつ出力させます
1周期のデータ数は256個、サンプリング周波数fsは48kHzのためサイン波の周波数は48000/256=187Hzで期待通り出力されました
このとき時間軸を引き延ばして1フレーム内でのフラグ状態を見てみると確かにフレーム周期48kHzですが実処理(単なるサインテーブル参照)でやはりフレーム内時間の50%以上を消費してしまっています。
デジタル信号処理によるフィルタの次数やエフェクトの複雑さはフレーム内でどれだけの演算ができるかにかかわるので処理遅すぎな気がしますがどうなんでしょうか
ところでサインデータテーブルとそのままのアドレスでXデータ空間に切り替えるとμ-law、A-lawの係数テーブルが引き当てられます。係数をそのままアナログ出力することは何の意味もありませんが、値をプロットしたグラフと同じ形が出てきます