CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

フィルタ処理実行時間

 
フィルタ処理のコードはそのままで、係数テーブルのみそっくり入れ替えてハイパスフィルタを構成しました。
これもカットオフ周波数を1kHzとしています
 
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このフィルタ処理のDSP負荷率をみてみます。
前回と同じようにフィルタ処理の全てを行っている受信割り込みルーチンの入口でLED点灯、リターンする直前でLED消灯を組み込みます。
 
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LED出力をプローブして”L"レベル(点灯期間中)が割り込み処理(フィルタ処理時間)になります。
・・前回割込みが2度続けて起きているように見えていたのはプローブするピン番号を間違えパラレル出力フリップフロップ74HC574のCLK端子を見ていました
 
割り込み間隔は25kHz(40μs)でそのうち約8μsが処理時間となります
サンプリング1スロット中のDSP稼働率は20%となりまだまだ余裕があります
 
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DSPのほとんどの命令は1マシンクロック100nsで完了するので処理能力はピークで10MIPS、スロット内では単純計算で400個の命令を処理できることになります。
50次程度のFIR演算(50命令+α)は楽勝です