DSP基板でデジタルフィルタを構成した場合、特性が設計どおりかどうか実測してみなければなりません。
最初、オシレータとAC電圧計で対数方眼紙にプロットしていこうかと思っていましたがPCのサウンドボードをつかってオーディオアナライザ的な測定ができるとわかり、ソフトをダウンロードしてきました。
使ってみたのはテスト信号を出力するWaveGeneと取り込んだ信号をFFT処理するWaveSpectraです。
ともにサウンドボードの入出力を使っているのでサンプリング周波数は44.1kHzですが、ターゲットのこの基板自体のfsが25kHzなので充分です。
まず手始めにDACにインクリメントデータを出力して発生させたノコギリ波をWaveSpectraに入力してみました
非常にきれいに取り込まれて、FFT表示のほうもn次高調波の列がきれいに見えます
10kHzを越えたあたりですとんと落ち込んでいるのはDSP基板側LPFの影響であり
その効果も一目瞭然です
ていうか、PC上でこれだけできるならばハードウェアのDSPいらないじゃん・・・