2023年最初のプロジェクトですがしばらくお蔵入りになっていたT805トランスピュータボードをようやく再開することにします
発注した基板はできていてあとは部品実装するだけ。ハードに関して技術的問題点は残ってないはずですが、細かいメカ加工としてPGAソケットから不要なピンを取り除く、というのが先延ばしになってました。
コンタクトを熱してみるとか、ドリルで貫通破壊するとか考えていましたが、先ずは簡単にモールドから生えているピンを裏からペンチで引っぱって抜けないかとやってみたのですがこれがびくともしません。
これは構造見れば明らかなんですけどコンタクトにはフランジがあって表から圧入されてるわけです
では裏から押せば、ということで木の台に穴掘って逃げを作ったうえでドライバを当てて軽くハンマーでたたいてやると簡単に抜けました。試しなので8ピンDIPソケットでやりましたがコンタクトも無傷で回収できるので何かに再利用できます。
難しいところはピンを文字通りピンポイントで曲がらないよう垂直に押すことですが、なんかこれに似た作業やった覚えが・・と思ったらこれですね。
「スルピンキット」で使うオートポンチです。最近は自作の両面基板を作ってないのですっかり出番なしですが、先端がスルーホールピンが逃げないようにすり鉢状になっているのでこの作業にはぴったりです
しかも付属品のたたき台鉄板に穴が開いているのでこれをピンの逃げに使えます