音源の回路を一部切り出してシミュレーションしてみました。例としてスネアドラム音の回路を見てみます。
まずボディの音を作る部分は「1」の方法でやっていてトリガパルスをTブリッジ型BPFに注入しています。
これにトリガパルス(緑)を加えるとフィルタの中心周波数f0=1/(2π√(R4/R2)*C2*R2)で共振した約250Hzの減衰波形(赤)が得られます。
波形はトリガパルスの立上り/立下り両方のエッジで発生するのでハルス間隔を狭くしてみましたが実はローアクティブなのかもしれません。
さらにスネアドラムは裏側に張られた網線(スナッピー)によるビリビリした共鳴音が特徴的ですがこれは「2」の方法でノイズ源にゲートをかけて生成しています。ノイズ生成は実回路ではトランジスタのアバランシェ降伏をつかっていますがシミュレーションではビヘイビア電圧源B1にホワイトノイズ関数を埋め込みました
出力波形
これらを混ぜ合わせるとスネアドラムのように聞こえるはずですが。これはやってみないとわかりません