CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

3端子レギュレータ

基板単体で動作確認をしていたのですが妙なことに気付きました。この基板の電源入力VINは9VのACアダプタを想定していてOPアンプや基準電圧源に安定な+5Vを与えるため3端子レギュレータU4:78L05を挿入しています。実際にACアダプタにVINを接続するとU4の入力端では9.2Vが観測されますが出力端では8.6Vくらいになっていて+5Vの3端子レギュレータが全く機能していません。

これは変です。回路的にはこれ以上単純なものはないし、LDOではないから発振してるというのも考えにくい。単純にICがぶっ壊れてるとか、あるいはGNDがハンダ不良で浮いちゃってんじゃないかいろいろ疑いながら交換してみたのですが状況は全く変わらず。

 

 

2個無駄にしたところでパタンも再確認しましたがこれも単純そのもの。はんだブリッジ、ショートもありません。

 

まさかピン接続間違ってないよねと念のためデータシート見たら・・・・

なんとVinVoutが逆じゃん!

これは生まれて初めて気付きました。TO220TO92パッケージではVinVoutの並びが逆なんですね。負出力用79XXとかLDOタイプではピンアサインが違うというのは判っていましたが、正出力ではみんなマークが見える正面からみて左から右にIN→OUTと思い込んでました。考えてみると100mATO92パッケージの3端子レギュレータってほとんど使ったことなかったですね。

 

といっても、なにもKiCADのライブラリが誤っていたのではなく、TO220タイプのシンボルで回路設計した後、電流使わないからとボード設計でTO92タイプのフットプリントに自分が差し替えちゃっていたみたいです