CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

トランス構成

今回作ろうとしているトランスの構成です。1-2間はドライブ巻線で5Vのパルスを印加します。2-3間は高圧のアノード電圧を発生する2次巻線ですがここは単巻で1-3間を一気に巻いてしまいます。ドライブ巻線をとりあえず25T(0.2V/turn)とした時、高圧端に損失、電圧降下も考慮して30V得たいとして1-3間は30/0.2=150T、つまり2-3間は125Tとなります

4-6間はヒータ用の3次巻線でセンタータップ付き36T(7.2V)としていますが実動作させてから巻数は加減するかもしれません。

これは昔のブラウン管式テレビのフライバックトランスと同じ構成ですね。2次側は数十kVではるかに高圧ですが、同時にヒータ電源も取り出していたような・・

 

でどのコアに巻くか、ですが。当然ボビン付きEEコアが一番簡単です。ボビンにグルグル巻けばいいわけで。ですが出来上がりのガタイが表示管のサイズとそぐわないような気がします。

TDKVFD電源既製品をみるとポットコアくらいの大きさで十分な容量のようですが手巻きのコイルがそこに収まるとはとても思えないので、中間とってトロイダルコアにしてみました。

ところがやり始めてすぐに後悔。一体どうやって巻けばいいのでしょうか。

コアの穴にリールが通るわけないのでUEWを必要になりそうな長さを切り出して割りばしに巻き付けてやってみました。シャトル杼)みたいなものです。捻じれが蓄積しないように気を付けるのと、あと手押し計数器を用意しておくべきでした。

もし近くで誰かに数字の入った声を掛けられると時そば状態になります