CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

仕事納め

Am29030ボードの動作がほぼOKになったので改めて記念撮影です。

 

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これは設計開始時の3Dイメージ。あたりまえですが寸分違いありません。ただこのときは資料も少なく暗中模索で、ほんとに動くものができるかかなり不安でした。

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基板裏面。ほとんど改修痕はありません

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今回、部品数、配線量、配線密度も大きいのに設計ミスがほとんどなかったことはちょっとがんばりました。

今後もし直すとすれば・・ですが

1.CPUクロック

RAMの読み書き不良はクロックの速さではなくハンダ不良だったようです。いったん14MHzまで落としてしまったクロックを元の20MHz、さらにCPUmaxの33MHzまで上げてみたいところですが今度はほんとにメモリ、周辺が追いつくかというのと表面実装の水晶が外し難いので躊躇してます

2.グルーロジック

アドレスデコーダだけGAL2個に押し込みましたがここはもう少し規模の大きいCPLDにしておき、クロック、リセット等のタイミング信号も引き込んでおけばCPUクロックを上げてもREADY信号の生成でうまいこといったかもしれません。それに並行して進んだプロジェクトでアルテラのCPLDEPM7064の書き込みもできるようになっていたのでこれを採用していれば基板上にPLCC44ピンデバイスが揃って見た目も良かったかと

3.フットプリント

8ピンSOPは完全にやらかしましたが、SRAMの32ピンSOPももう少しパッドがあったほうが良かったようです。いずれにしても現物合わせが大事です。

4.ROMソケットをベージュにすればよかった ←まだ云ってる

 

この後、ボード上で確認したいのはLCDのインターフェースと、GCC-a29kC言語での開発ができるようにしたいところです。

去年の今頃はNS32032ボードがうまく動作しないとオロオロしていたのを思い出すとあっという間でした。今年はコロナ禍で社会がえらいことになって、趣味レベルでも個人輸入がズタボロだったりしましたが、来年は良い年になりますように・・