CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

クロック設計

もう基板パタンが出来上がって部品挿入まで始めているのに、いまさらハードウェアの再検討をしています。

毎回悩むのはクロックの分配で、特に基板上にクロックを要求する部分が複数ある時、とのように融通するか・・というところです。今回のシステムでは当然ご本尊のAm29030とシリアルコントローラAm85C30(これはシステムクロックPCLKと転送用クロックTRxC/RTxC)になります。

今回は各デバイスのデータシートを熟読しないでエイやっと以下のように作ってしまっています。

 

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まずMPU:Am29030は33MHzまでのクロック入力ができそうですがここは我慢してきりの良い20MHzのクロックを注入します。このとき/DIV2ピンをLowにしてMEMCLKピンのドライブ電源であるPWRCLKピンをVccにつなぐとMEMCLKピンからクロック入力の半分10MHzが出力されます。まぁここまでは良し。

これをシリアルコントローラAm85C30のシステムクロックにしようとしたのですが10MHzをいきなりぶち込むのは少し速すぎだろうと2分周した5MHzをPCLKに入力しました。

転送クロックはありがちの2.4576MHzを入れておけば内部のプリスケーラでどがしゃかされて38400bpsの通信ができるだろうと踏んでいました。ただし転送クロック入力に余りの74HC74で2分周を入れてしまったので原振は4.9152MHzとなり、これでOSC1/OSC2、2個の水晶発振器の周波数が決定しました。