CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

ビア作成

表裏のパタンを接続する必要があるところにスルピンを打ち込んでいますが
前にも書きましたがこれがムチャクチャコストがかかるわけです
サンハヤト純正のスルーホールピンBBR-001が250ショット分で2800円。1ショット当たり11円にもなるので使用箇所は最小限。表パタンがあって尚且つ部品の下に隠れてしまい部品の足を使っての接続ができない場所に限ってますがそれでももったいない。
要は基板の表裏が導体のパイプでつながればいいので「鳩目」を使ってみることにしました
ハトメといっても革製品に使うようなゴツいのではなく微小径のものを探してみて一番小さかったのが「uxcellナットリベット(ブラインドナット)  銅メッキ M0.9x2.5mm」
 
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1000個入りで683円だったので1ショット当たり0.7円、スルピンの実に16分の1のコストです。使用する工具はあり合わせで行けます。スルーホールへのインサートはピンセットでやると掴みにくくどっかに飛んでってしまったりするのでドライバセットの中にあったニードルの先端に刺して基板の穴に挿入するとうまくいきました
 
先端にハトメが刺さっているのがわかります
      ↓ 
 
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基板に挿入した後、裏からカシメる時にはスルピンのようにオートポンチでガンガンやるとせっかくの中空パイプが潰れてしまいます。(スルピンが潰れないのは中にハンダが詰まっているから)
写真の下にあるようなセンターポンチをパイプの中心に当てがって叩くとうまい具合にパイプが押し拡げられます