CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

8089

いよいよこの8086ボードも最後にして最大の難関、8089に辿り着きました
 
これまでのところ、多少パタンミス等やらかしたところはありましたが全てのチップが正常に動作していることは確認ができましたが8089に関しては、どのように使うのかもよく判っていないし何をもって動作確認できるのかも皆目見当が付きません。

とりあえずはマニュアル通りの結線で作ったつもりのプリント基板に8089を実装しました。
左上隅からCPU:8086、NDP:8087、そして今回のIOP:8089の3兄弟揃い踏みです。
 
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この3つのマルチプロセッサによるシステムはIntel iPAX86/21と名付けられていますが、いったい世の中にどれくらい普及したんでしょうか。まず8089が搭載されたパソコンなんてのは聞いたことがありません。たぶん8237DMACで充分だったのだと思います
そういうわけで8089に関しては情報が非常に希薄です。少なくとも日本語で使い方に言及した資料はネット上では見つかりませんでした。紙ベースではどこかにあるんでしょうが。

ま、もちろん原典を見ればいい訳でIntelのiPAX86 User’sManualには80ページ以上を割いて8089の解説がされているのでボチボチ読み解いていきます
 
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いずれにしても機能はプログラマブルな訳で、モニタからポチポチとレジスタ叩いてやればいいんじゃないかと思ってたのですが8089が実装されている状態で電源を入れたらモニタすら起動しなくなってしましました。おそらく8086CPUとローカルバスでの調停がうまくいかずケンカしているようです。
ハード的に接続が誤っているのか、単に8089がぶっ壊れているのか・・・
先は長そうです