CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

モニタ起動

 

外部メモリとして64kbitのSRAM LC3564を取りつけました。今は無きSANYO製ですがこのボードが3V/5Vの両電圧で動くことの検証のため低電圧対応のデバイスを選びました。

1MbitSRAMの32ピンフットプリントに右詰で実装するようにしましたがこの両用設計はうまくいきました。

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ROM、RAM、シリアルコントローラの動作も問題ないようなので一気にモニタまで搭載してしまいます。

元になるのはZ80ボードで動いていたモニタプログラムでNSC800ボード用に修正した部分はごくわずかです

 1.シリアルコントローラが違う(Z80SIO→NSC858)ので初期化ルーチン、1文字入出力ルーチンを差し替え

 2.SRAM領域が0x8000-0x9FFFの8kbyteになるためスタックポインタの初期値をSRAMの底+1:0xA000に設定

 3.実アドレスで参照していたワークエリア0xFE00~0x9E00~に変更

 4.オープニングメッセージを変更

たったこれだけです。Z80ニーモニックで書かれた処理の本体は一切手を入れることなくそのままアセンブルできます。

 

ROMに焼き付けて電源ON

問題なく起動しました。

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