ボード上最後まで確認できていなかったIOP:8089、デバッグがご無沙汰していましたがちょっと進展です
8086を含めてx86系のCPUは物理アドレスの最末端、残り16バイトのところにリセットベクタが存在するのは周知ですが、実はその後ろの部分もRESERVEDになっていて0xFFFF6~には8089の動作設定パラメータのポインタが割り付けられています。
このように
system configuration pointer
→system configuration block
→channel control block
→channel parameter block
という風に多重のリスト構造になっていて、このうち場所が固定されているsystem configuration pointerとハードウェア構成によって一意に決定する固定値のsystem configuration blockはROMに書き込んでしまいます
現状のモニタROMの最終256バイトの部分に追加書込みをしてROMソケットに直接差し込みました。
モニタROM自身をダンプしてみるとFFFF6番地からsystem configuration pointer(FFF00番地をポイント)
FFF00番地からsystem configuration block(とりあえずSRAMの後ろの方、18000番地をポイント)がセットされているのがわかります。
放置していたのをなんで急に思い立って始めたか言うと、実はモニタROMが暫定のため使っていた40ピンZIFソケットを奪い取ってMCS-85プロジェクトで使いたいためだけでした・・・