CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

VDP実装

 
VDP(Video Display Processor)TMS9918を実装しました。
VRAMは電源の準備も必要なのでまだですがVDP単体でもレジスタアクセスやビデオ信号の出力の確認くらいはできると思っていました
 
イメージ 1
ところがVDPをつないだとたんボード自体がウンともスウとも言わなくなってしまいました。ROMに焼きこんだモニタ自体が起動しません。
あわてて追加した回路部分をチェックしたのですが、結局わかったのは水晶が発振していないということです。
 
実はCPUとVDPは1つの水晶を共用しています。それぞれの水晶接続端子をパラにつないで1つの水晶を駆動しているのですが、これはマニュアルに載っていた下図のような回路を参考にしたものです。
しかしこれはどうもケチ臭いしドライブ回路と水晶までの配線が長くなって良い方法とは言えません。配線の容量負荷的なもので発振しないのかもしれません。
 
イメージ 2
 
、と考えつつ回路図を点検していたらそれより重大なポカミスに気づいてしまいました。
 
イメージ 3
 
パラでつなぐべきCPUとVDPの水晶接続端子XTAL1とXTAL2がクロスしてしまっています。これではXTAL1とXTAL2の内部にあるインバータがリング状につながってしまい動作しないのは当然です
ついにこのボード初のパタンミスとなってしまいました。
XTAL1とXTAL2の2本のパタンを切断、クロスして水晶1個で動作させるか
切断分離したままにしておきVDP専用の水晶を設けいるか、ですが後者のほうがよさそうです