CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

実機確認(2)

これはもう、前のオシロ波形で答えわかっちゃてるんですが、要するにROMアクセスにウェイトが挿入されちゃってるのですね。
MCS85のチップセットをメーカ推奨回路図どおり配線したので8755のREADY出力と8085のREADY入力は直結しています。
8755のデータシートによると8755のROM・I/Oをアクセスすると/CSアクティブから次のCLK立上がりまでREADYがネゲートされるとちゃんと書いてあります(前のオシロ波形のch2がREADY)

イメージ 2

8085はこれを見てウェイトサイクルを挿入していると。
となるとコツコツとクロック数を勘定したシリアルの時間調整が全部無駄・・・
1バイトフェッチに1ウェイト入るのでたぶん時間調整ルーチンから命令バイト数分現在の消費クロック数を減らしてやればいいんでしょうがループ回数を再計算するのが面倒だしもうREADY線をちょん切って8755をノーウェイトで動作させてしまいました。
 
またREADYピンの配置がよく考えられていて、切っちゃうのがもったいないくらい最適なパタンになってます
 
イメージ 3

8085側にREADYピンをプルアップしておいたので切断するだけでノーウェイト動作となります
TX波形でスタートビット幅は52us、19200baudになりました。

イメージ 1

ターミナル上でもちゃんと連続したキャラクタが受信できています。
このまま水晶を9.8304MHzに交換すれば38400baudになるかもしれませんがノーウェイトなので8755が危なそう。
とりあえずこの速度でがまんしておきます。
 
イメージ 4