CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

ピン電圧

トランスピュータがささるPGAソケットの各ピンの電圧を測って然るべき信号が来ているか確認をしています

VDD、GNDのように電源に直接接続されている端子

CLOCK、RESETのように外部で生成して与えられる信号

ProcSpeedSelectなどプルアップ/プルダウンでロジックが固定されている端子

MemWaitなどCPLDから信号をもらう入力端子

これらはHIかLOWかになっているので電圧を見れば正しく接続しているかがわかります

それら以外の
RefreshPending等どこにもつながっていないOPENピン

・メモリアドレス等CPLDに信号を与える出力端子

これらはハイインピーダンスになっているはずなんですがCPLDにつながる出力端子にも低インピーダンスのLOWが観測されなんか変です。これはテスタでは見つけるのが難しいかもしれません。ここではTriStateもわかるロジックチェッカを当てて気付きました

 

QuartusのマニュアルでCPLDの未使用ピンの扱いを見てみたらそれに関する記述がありました。デバイスにもよると思いますが未使用(ピンが未定義)の端子はデフォルトで「As output an unspecified signal」になってしまうようです

これを明示的に入力(ハイインピーダンス)にするためには未使用端子にもそれぞれに「As input tri-stated」を設定してやる必要があるようです

これはちょっと危ないところでした。うっかりこのままCPUを差し込んでいたら出力端子がGNDに地絡してしまい最悪端子を壊していたかもしれません