CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

パタン見直し

パタンの微調整も大体終わり、頃合い見て発注してみるかなんて思ってましたが今までもポカミスありがちなので再度見直ししていました。

すると案の定というか、NS32kボードでもやった同じミスをやらかしてました。32ピンのSRAMの幅が足りていません。デフォルトの32ピンSOPのパッドは13mmくらいですがHM628512は14mmちょいあります。

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ここはNS32Kで修正したフットプリントを流用して差し替えです。するとSRAMが配置しきれなくなるのでフラッシュROMのPLCCソケットもギリギリ基板端までずらし、さらにそれに合わせてGALの位置も修正しました。こうなるといままでチマチマやってきたパタンの微調整も全て御破算です。泣く泣く配線を全てリップアップして再度オートルータに掛けました。これまた時間が掛かるなと覚悟していましたが意外にもサクサクルーティングが進み、ものの15分くらいで結線完了。最適化でもビア数が激減し154個で安定したところでフィニッシュさせました。

 

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これ何が良かったのかというと、2つあるGALを左右入れ替えて配線のクロスを少なくしたこと、GAL同士・GALとPPIの配置間隔を広げたことにあるようです。基板裏面のパタンを見てみるとGAL間、GAL-PPI間の隙間にデータバス、アドレスバスの大河が上から下にまっすぐ素直に流れていて配線の最適化が進んだようです。

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部品配置見直しの時、おまけでCPU左下の部分に2Pのコネクタを追加しておきました。

これは何かというと使うかどうかわかりませんがCPUに空冷ファンが必要になった場合の電源コネクタのつもりです。

トイレにコンセントが無いと温水便座が設置できなくて後悔するのと同じ理屈です。

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