CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

パタン修正

ハードデバッグ開始早々、またまたやらかしちゃってる所が見つかりました
 
現象はホストPCからモデム制御信号/DTRを流用してDSP基板にハードリセットができるように
したつもりなのですがDSPにリセットがかかったままになるという状況です
原因は単純な結線ミス。
Dsub9ピンのシリアルポートは
 4ピンが/DTR(データ端末レディ PC→端末)
 6ピンが/DSR(データセットレディ 端末→PC)
に割り振られていますが、結線ミスで4ピンと6ピンがテレコになっているためリセット入力が/DTRに接続されず
しかもこのままホストにつなげると出力同士、入力同士がぶつかってしまいます。
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ホスト基板間ケーブルはストレートケーブルを使う前提でしたが何故かここだけクロスと勘違いしていたのか・・
 
ここはこの基板専用のケーブルを作るか、ストレートケーブルの先端に結線をクロスするアダプタを
付ければ、しれっと対策できてしまいますが、どうせ後で忘れて悩むので普通のストレートケーブル
使えるようにパタン修正しました。
 4ピン/DTRをパタンカットし6ピン/DSRへジャンパ飛ばし。
これでDTR→DSRのループバックができ、且つDTRをリセット信号に加えることができます
 
イメージ 1
 
RS232は多数ある制御信号の方向に注意しなければならず、しかもコネクタ同士を接続するケーブルも
ストレート、クロス、NULLモデム・・とかいろいろバリエーションがあって混乱しやすいところです。
伝送速度の遅さだけでなく、こういった点もUSBによって淘汰された原因ですね。
 
もっともハード・ソフトのセットアップは圧倒的に単純なので、こういう簡単なCPU基板のデバッグ・制御には
いまだに捨てられないインターフェースです