CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

タイミング確認

 
制御信号のタイミングのうち気になっていたところを確認しました
 
まず、VCCの立ち上がりです。
VCCは回路電源の+5Vに直結せず、昇圧スイッチングレギュレータTL497で生成しています。TL497の起動時にすこし出力電圧があばれますが2msくらいで安定しています
 
ch1:TL497の/INH、ch2:ROMのVCCピン、ch4:TL497の出力
 
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また、VPP電圧も別のTL497で昇圧していますが、電圧源のインピーダンスが高いのか、端子容量が大きいのか、安定するまで30msくらいかかっています
 
ch1:TL497の/INH、ch2:ROMのVPPピン、ch4:TL497の出力
 
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いづれにしてもVCC,VPPをONにしてから50msくらい経ってから書き込みを開始すれば良さそうです
書き込み中はVCC,VPPともONしっぱなしなので最初だけ待てば全体の書込み時間には影響ありません。
 
次はROMのアドレスバスの波形です。
ほとんどのアドレス線は8255に直結していますが、ROMのタイプによって一部のアドレス線がVPPピンなどの制御線に置き換わる場合があり、そのためにロジックレベルの信号と高電圧信号をアナログ的にマルチプレクスしなければなりません。
そのためそういうラインはオープンコレクタでドライブしていてスイッチング速度が気になります
 
ch1はアドレスバスA15でオープンコレクタ駆動
ch2はアドレスバスA14で通常ロジック出力による駆動ですが、やはりオープンコレクタは立上りになまりがあります。ただし0.5μsくらいで安定するのでアドレス確定後、1μsくらい待ってからリード/ライトすることにします
 
 
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