CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

WinCUPL

とりあえず一番きたないチップに以前ispLEVERで作成済だった8ビットUP/DOWNカウンタのJEDECファイルを書き込んだところ、正常に動作しました。デバイスのほうはだいじょうぶみたいです

 

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しっかし開発環境が問題。いままで製品同等のツールをアマチュアが無償で使わせてもらってたこと自体がありがたいことなのですが代替を考えなければなりません。

現在GALを生産しているのはAtmelだけでそのAtmelもmicrochipに吸収されたりしてほんとにGALの存亡は危ういのですがmicrochipのサイトから開発ツールWinCUPLを見つけてきました。これに移行するしかないですね。

 

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入力言語はCUPLだけで、いままで回路図入力でやった資産は捨てなければなりません。まぁ中間ファイルとしてテキストで論理式は残っているので修正程度はできるでしょう。

 

さて、22V10用のバレルシフタのサンプルコードがついていたので早速コンパイルしJEDファイルができました。ここら辺の操作は非常に簡単です。では試し焼きと、自作ライターの「らい太くん」で・・・

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JEDファイルをオープンしたところいきなりアボート。死にました・・・

 

WinCUPLとIspLEVERが吐いたJEDファイルを比べるとデリミタ「*」の位置やヒューズマップのカラム数が違ってます。

WinCUPL

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IspLEVER

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現状の「らい太くん」のJEDECファイル解析ルーチンはIspLEVERの出力ファイルが読めるように特化(というか手抜き)しているのでバッファオーバーランとかメモリリークしてるのでしょう。ホスト側プログラムを見直さなければなりません