CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

スペアナ表示

FFTの計算結果をグラフ化してグラフィック液晶に描画するのは非常に時間がかかります
しかもその間はデータサンプリングを行っていないデッドタイムになるわけで
ソースのごく一部の情報しか見ていないことになります。
そこで今回追加したD/Aコンバータを使ってアナログ的にデータを出力することで表示処理を
高速化してみました。
 
64点FFTの結果は32個のデータセットになるのでこれを連続的にD/A出力し、データの先頭部分で
トリガをかけてオシロで観測するとこうなります
 
 
イメージ 1
 
 
1個のデータをD/A出力するのに約23usかかり、これが32個なので23*32=約740usで描画が完了します
(カーソルの位置が良くないですがch1がHの期間)
 
こういう波形は画面更新レートの遅いデジタルオシロではダメで、このようにアナログオシロで見ると
残像効果もあって「スペアナ」的な表示になりました
入力に音楽を入れても気持ちの良いレスポンスをします