CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

MPSCアクセス成功

uPD72001のマニュアルを探しているうち
産業用マイコンボードの資料に行き着きました。
http://www.aone.co.jp/cat-s/cat.html
uPD72001を使用した拡張用シリアルボードの仕様書が公開されていて
周辺回路やサンプルプログラムまで記載がありとても好感が持てます。

これを見てみるとレジスタ、コントロールワードの設定はuPD7201Aの
アッパーコンパチらしいことがわかってきました。
7201であればマニュアルを持っているし、使用した実績もあります。
追加されたのはボーレートジェネレータ関係のレジスタで、これも
サンプルプログラムから容易にわかります。

さっそくMPSC内部のレジスタがアクセスできることの確認です。
これはモデム制御信号のDTRとRTSをオンにするだけのプログラムです。
このレジスタもuPD7201Aと同じと思われます

 8000  B0 A0	SIOINI: MOV AL,0a0H 	;05h MPSC CR5point  ←
 8002  E6 0C	        OUT COM_B,AL
 8004  B0 50	        MOV AL,50H 	;82h(/DTR=0,/RTS=0)  ←
 8006  E6 0C	        OUT COM_B,AL 	;
 8008  EB FE	WAIT0: JMP WAIT0

ここで厄介なのはデータバスの接続がぐちゃぐちゃなのでレジスタに書きたいデータを
いったん変換しなければいけないところで、上のプログラムでは←の2箇所
05hを書きたいところは0a0hを 82hを書きたいところは50hにしなければなりません

イメージ 1


DTR,RTSにはチップLEDをインジケータとして付けています。
実行させるとLEDが2個点くだけですがこれで確かにuPD72001にアクセスできたことがわかります