CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

ファン交換

現状486CPUの冷却ファンは30mm角のものを使っていて、いまいち頼りない気もしていたのですが40mm角のものを見つけました。この手のファンはDC12Vのものが多いですがこれはDC5Vで動作します

 

ヒートシンクにもぴったり乗っかります。またこのファンにはセンサ信号が黄色のリード線で出ていて、これはオープンコレクタ出力のようでプルアップした上でファンをDCで駆動すると正常回転時にはLOW、指で羽根を強制的に止めるとHIGHが出てきます

 

 

ファンコントローラに使っているPIC12F1822RESET(RA3)をICSP用にコネクタで引き出していて通常は空きになっています。RA3は外部リセット機能を無効にすれば汎用入力ポートとして使えるわけでここにセンサ信号を接続すればファン停止を検出できるはずです。しかもプルアップも付いてるし。

これはうまいこと行くんではとPICのコーディングを始めたのですが、いざ実ボード上でPWMによりファンを回してみるとセンサ信号に電源のON/OFFが重畳してしまうことがわかりました。これではロジックレベルだけではファンの正常異常がわかりません

 

さらに温度制御の状況をログで確認してみると・・ハンチングが収束せずON/OFFを繰り返しています。これではコタツ制御と変わりありません

これはファンの口径が大きくなったためいったん回転すればすぐ冷える(制御量に対する出力のゲインが大きい)ためアンダーシュートが大きい、羽根の慣性が大きいため起動時の不感帯も大きくオーバーシュートもしやすいということかもしれません。Kp,Kiパラメータもいじってみたのですがなかなか安定せず、結局は小さくて軽い30mm角のファンの方が良いようです