CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

IC着荷

年末ぎりぎりに中国に発注した部品が到着してました。通常期と比べて早いくらい。春節とか国慶節を外せば年末年始は平常運転なんでしょうか。

ほしかったのはロームのVCA-IC:BA6110リズムマシンに使われているBA662の後継品でピンアサイン・特性は異なるようですがまぁ作るかどうかもわかりません

 

送料もったいないので、ストア内でその他使うかどうかわからない雑多なものをポチっとしちゃってます。その中でいくつか。

 

SN74LS612

SN74型番なのにDIP40ピンという大型パッケージです。機能はメモリマッパでCPUアドレスバスの上位4ビットを内部のRAMで変換して12ビットに拡張します。例えば16ビット(64kbyte)アドレスは(16-4)+12で24ビット(16Mbyte)空間の任意の領域に4kbyte単位でマップできることになります。もともとはTMS9995と組み合わせることを想定しているようですが汎用的に使えそうです

 

ICM7226

8-Digit, Multi-Function,Frequency Counter/Timerで8桁の周波数カウンタ、周期測定、積算カウンタを構成できます。7seg出力があるのでLEDは直結できますが多桁の蛍光表示管の手持ちがあるのでそれで作ってもおもしろいかもしれません。デコード前のBCD出力もあるのでBCD-10進デコードしてニキシー管という手もあります

ただこれが妙にマーキングが鮮明なんです。ネット上のカタログではインターシルの表記だったのに後継のハリス社製が来たのはまあいいとしても25年前のものが新品同様です。仮にリマーク偽造品としてもこんな機能のICに需要があるのか疑問です。

 

HM62256

一般的な256kbitSRAMでZ80等ならこれと256kbitROMでメモリ空間が埋まるので使い勝手が良くスキニーDIPタイプを買い足しておきました

ところがこれこそ怪しさ満点です。モールド封止が一般的な日立の丸みを帯びたものと違うしレーザ刻印というのも如何なものかと。

で手持ちのおそらく日立のホンモノHM6264、作られた年代は異なりますが・・並べて写真を撮ってみました。マーキングが写るように斜めから光を当ててみて今初めて気付きましたが上の方の怪しい奴は明らかに表面削った痕が見えますね

もっとも他メーカ品であろうが速度サフィックス偽装があろうが動けばいいので8031ボードにでもさして確認してみます