今年最初のプロジェクトは原点に帰って8ビットCPU、NSC800を動かしてみようかと考えています。CPUや周辺を気づいたときに集めていましたがだいたい揃ってきたところです。NSC800はZ80とバイナリコンパチなので開発環境も問題ありません。
上からCPU:NSC800 、RAM+TIMER+I/OのNSC810A、I/OのNSC831
これらはマルチプレクスバスで直結でき、ROMはありませんがちょうど8085/8155/8755のチップセットに似ています。またこれらのチップはCMOSプロセスで動作電圧が2.4~6.0V、消費電流も少ないのでうまくいけば乾電池2本で動作するボードができるかもしれません。
ただやはり問題はROMをどうするかです。アドレスラッチに3V動作の74HC/74LVが使えるとしても汎用ROMにつないで動くでしょうか。ROMもCMOSの27Cxxであれば実力値でいけるか、・・で今年の裏テーマは省エネ・エコ化、5V系からの脱却というのもいいかもしれません。
とは云いつつ、主要3チップ構成ではなんとなく見た目に物足りないような気もして、つながりそうなチップも手持ちから掘り出してきました。
上からシリアルコントローラ:INS8520、16ch8ビットA/Dコンバータ:AD0817、LEDドライバ:MM5450、リアルタイムクロック:MM58167
ただしこれらをつなぐにはアドレスをラッチしてセパレートバスにしなければならず電源電圧も5V、消費電流も増えるので乾電池で、というのは厳しいでしょう
ともかく今回はナショセミ縛りで、パッケージ共通の白い縦バーのデザインがなかなか良い感じです。メーカロゴマークをよく見てみると波型から鈎爪型に変わったのは1993~1994年ころのようですが、波型の前世代のマーク、ICマスクパタンのようなデザインが結構好きでした
これが使われたのはbitsavers.orgのデータブックアーカイブで見ると1974~1975年ごろまでだったようです。小学生のころはじめて手にしたIC、低周波アンプのLM380にこのマークがついてたなぁ、、というと齢がバレますが。
アマチュアが趣味で部品入手しようとするき入手性、高級感のヒエラルキーがあって
東芝・日立<テキサス・モトローラ<ナショセミ<<アナデバ・リニアテクノロジ
のような感じでした。
ナショセミはアマチュアにも親しみがある会社というイメージでしたが今や消滅です