CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

動作クロック

CPUの動作クロック周波数についてちょっと勘違いしてました。外部から与えるクロックClockinはCPU内部で5逓倍されると思い込んでましたがデータシートをよく見てみるとこれはオーダー時の速度サフィックス指定によるものでIMST805-G25Sならば倍率PLLx5.0である、ということのようです

今回入手したものはIMST805-G20Sなんでカタログ落ちしてますが倍率PLLx4.0、内部動作20MHzということなんでしょう。

CPUから出力されるProcClockOutは逓倍後のCPU内部動作クロック、マイクロコードの1ステートと合致しているということなのでCPLDにも取り込んでいるこの信号をプローブしてみました


すると確かに入力クロックClockin=4.9152MHzの4倍、19.66MHzProcClockOut端子に観測されました

速度サフィックスが外部入力クロック(FSB)の上限ではなく、逓倍後の内部動作周波数を示すのはIntel80486DX2からPentium,Celeronあたりでもそうでしたがちょっと混乱します