CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

オシロ故障

自作の安定化電源の残留ノイズがどれくらいあるのかとオシロで見てたのですがデジタルオシロだと測定器自体のノイズが大きく何を見てるのかわかりません

ではアナログで見ておくかと久々にアナログオシロTektronix2455Bを引っぱり出してきました。

 

電源を入れるのはもう何年振りでしょうか。測定準備のためにキャリブレーションとかしていたのですが、突然機体内部から「バン!」と破裂音。白い煙が出てきたので慌てて電源を切りました。

これは大ショックです。中古品とはいえ結構値が張ったものだったのですっかり落胆してしばらく放置していました。

 

ここ数日になってやっと思い立ち、ダメ元で中を開けてみました。復旧不可ならバラバラに分解して危険物で処分するしかありません。

 

分解の仕方ですが先ず後面パネルを外すと筒状のケースがそっくり後ろに抜き取ることができます。ネジは全てトルクスが使われています。

筐体底面に取り付けてあるメインボードが現れました。大きなヒートシンクが付いたまるで電力用素子のような部品がいくつかついてますがこれらはアナログのプリアンプやトリガ用のコンパレータで高速動作のため電力も大食いするようです。ざっと見た感じでは特に破裂したような部品は見られません

基板中央を上下に縦断しているクランク状のプラスチック部品は前面パネルの電源スイッチ押下を機体後部にある電源基板上のスイッチに伝えるロッドです

 

筐体上面はシールド板で覆われています

 

これを取り去ると電源ユニットとブラウン管が現れます。それにしても内部はキレイです。もっと埃を吸い込んでいるかと思っていたのですが、まさに昨日生産されたかのような状態です

やはりヤバそうなのは電源周りでしょうか