CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

ボード初通電

DSPの動作周波数ですが、今手持ちのADSP-2101KG-40というのはデータシートからはすでに型落ちしています。ですが別の速度バージョン-66,-80,-100から類推すれば10MHz動作ということになるでしょう。シリアル通信も考慮してここでは9.8304MHzの水晶を取り付けました。

f:id:O3I:20210611124838j:plain

 

PGAソケットの所定ピンに+5V、GNDが接続されていることだけ確認してDSPを挿入、そのまま一気に通電してしまいました。

とりあえず煙は出ず・・・

f:id:O3I:20210611124822j:plain

 

DSPから直接出力されるCLKOUTですが、ちゃんと9.8MHzがでています。まずはDSPに正しく電源は供給されているということと、内部の水晶発振回路は動作してるということです。

f:id:O3I:20210611124904j:plain

 

つづいてバスを当たってみます。ROMもRAMも差さずに電源を入れたもんだからまともな命令をフェッチできずむちゃくちゃな暴走状態になっているはずです。

ch1:RAMの/CSピン、ch2:アドレスバスA11 をみるとパタパタしてるので何かしているのでしょう。

DSPは生きてるっぽいということで安心しました。

 

f:id:O3I:20210611124919j:plain