TLCS-90がCで開発できるようになったのでこれに味をしめて、開発環境が今アセンブラしかないCPUにもCを使いたくなってきました。
GNU-C/C++(GCC/G++)はNS32000シリーズをサポートするらしいのはわかっていましたがビルドとかめんどくさそうなので後回しになっていました。というのはMC68000用GCCのビルドで懲りていたので。
前に一度適当にtarget=ns32k-coffとかに指定してビルドをかけたら延々1時間以上コンパイルを続けたあげく最後に訳の分からないエラーを出して止まってしまったのでちょっとあきらめていました。
ところがここに詳しく説明してくれてる人がいて、その通りの手順で再挑戦してみました。
わかったのがターゲット名が”ns32k-pc532-netbsd”一択であること、ホスト側GCCとクロスターゲット側GCCのバージョンに相性があること、あまり新しいツールチェーンだとNS32000が切り捨てられてるかもしれないということで、上のサイトでテストされているバージョンでやってみます。
まずはホスト側の環境です
cygwinはVer3.1.7、GCCはVer10.2.0でした
次にGNUプロジェクトのサイトhttps://ftp.gnu.org/gnu/からバイナリユーティリティとGCC本体のソースをダウンロードしてきました。結構古いですが。
バイナリユーティリティ Ver2.27 binutils-2.27.tar.gz 2016-08-03 05:27 34M
GCC本体 Ver3.4.6 gcc-3.4.6.tar.gz 2006-03-10 06:44 35M