CPU実験室

誰も見向きもしない古いCPUをいじって動かしてみようというプロジェクトです

満身創痍

MC14500ボードにはバスに介入してICE的な動作をするコントローラPIC18F4550が載ってます。ホストからのプログラム転送、メモリへの展開も担っていますが今回プログラムカウンタをクロック同期にするため、このメモリアクセス部分の変更が必要です

 

このプログラムを最初に書いたのが5年以上前で当時の統合環境はMPLABのver不明、コンパイラHITEC-CのPICC18 Ver9.66でした。今回、現行環境MPLABX IDE5.45へツールチェインとしてPICC18を導入。とりあえず同じソースがコンパイルできるか試しました。ちょこちょこ環境依存のところを修正しながらリトライしたらなんとかビルドは通りバイナリができたのですがボードにダウンロードしたら全く動きません。どこかで何かやっちゃったみたいです。

これはもう新たにプロジェクトを起こしてコンパイラXC8 Ver2.30で作り直すしかありません。

もっともHiTec-Cxc8の前身なのでレジスタ表記などは可搬性があります。主な修正はConfigurationビットの記述とPICC18に付属していた周辺ライブラリを使ったコーディング:

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これをレジスタ直叩きに変更するくらいです

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何気なく始めた改造ですがだんだん大事になってきました。

ボードもいろいろなケーブルにつながれて重篤患者のあり様です。

 

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